武蔵野茶房のこだわり
時が経ち、氷が解けても薄まることがないから、最後まで美味しくゆっくりお召し上がりいただけます。
アイスティや葡萄果汁も同様です。
氷を作り、割る仕事は本当に大変ですが、
お客様に感動をご提供できることが何より嬉しく、誇りに思っています。
小豆や豆かんの赤えんどう、寒天は、厳選した素材を何度も何度も吟味して製法をあみだしました。
そして各店でスタッフ自ら作っています。
小豆は毎日8時間以上かけて煮ています。このこだわりが、
お客様から好評をいただいている秘密ではないでしょうか。
また、お抹茶は抹茶の名産地でも知られる愛知県南山園から取り寄せております。お抹茶だけでなく、甘味メニューに使用する抹茶のソースにも
使用しており、香り高いお味をお楽しみいただけます。
店内に飾られたインテリアやディスプレイの数々は、実はアンティークのものと、新しくデザインされたものとが混在しています。
アンティークをアンティークで終わらせるのではなく、それに新しいデザインをし、さらに洗練させることでより美しく趣のある空間を作りたいのです。つまり、古今の調和美です。
壁面の板絵は、およそ数百年前の板ふすまをキャンバスに、オーナーが花鳥画を施しました。古くしまわれていた家具にインテリアとしての息を吹き込んだわけです。入り口のお地蔵様は、思わず手を合わせてお願い事をしてしまうような、かわいらしいマスコット的存在になっています。
そうして生まれた空間には「心やすらぐ空気感」があります。どこか懐かしく、いつか見たことのあるような、暖かみのある空間…。
そして、美しさに出会い、感動していただけたらと思っています。
空間の雰囲気を大事にするために、私達は演出でもお客様に満足して頂けるよう心掛けております。
私達がイメージしたのは美しくもあり、懐かしさと温かさを感じる「大正ロマン」です。スタッフのエプロンは大正時代のカフェをイメージし、空間と合わせてお客様に「大正ロマン」の雰囲気を感じていただけるようにしております。
また、テーブルには季節の花を一輪いつも飾り、お客様にお出しするお膳にもお花を添えております。お客様に季節のうつろいを感じていただくとともに、ほっとするような演出がしたくて創業以来続けております。
食器も、珈琲のカップはオリジナルの丹波立杭焼で、店内で販売もしております。その他の有田焼や萩焼などの陶器もオーナ-自ら現地へ足を運び、厳選した物を使っております。
ささやかな演出ですが、少しでもお客様に満足していただける「武蔵野茶房」になりたくて日々続けている事であります。
武蔵野茶房の考える真の接客とは、ご来店いただいたお客様に心から楽しく、くつろぎのひとときを過ごしていただけるようなおもてなしをすることにあります。「身だしなみ」「立ち居振る舞い」「衛生管理」は勿論のこと、私たちはまず、スタッフ同士のコミュニケーションを大切にしています。
運営は円滑に進み、店内の空気も明るくなります。そして、働くことが楽しくなると自然と笑顔がこぼれます。 心のゆとりが細やかな気配りや、丁寧な対応へとつながっていくからです。
それから、「もし、自分がお客様だったら…」というお客様の立場に立った接客を心がけています。自分がしてもらって嬉しいことは、ごく自然にお客様にして差し上げられることだからです。
そういった素直な心から生まれる自然で温かい“まごころ”こそが私たちの接客の原点であり、本当に居心地の良い空間を作り出すのだと考えています。